もえぶたに告ぐ
〜 DRAMATIC REVENGE STORY 〜
あらすじ
天叢武尊(あまむら・たける)は天叢財閥の御曹司。
容姿端麗・文武両道で、一切の欠点を持たない完璧人間。
しかし同時に人の心も持ち合わせていない冷酷人間。
彼はある日、萌えの妖精シャンルーによって性別を女に変えられてしまう。
そして最近、輪郭を持ち始めた人の感情、「萌え」を集める手助けをさせられることに……。
一定量の「萌え」を集めなければ「男」には戻れないと言うのだ。
仕方なくそれを請け負った武尊は、
自身に好意を寄せる幼馴染みの女装美少年、高嶺萌蔵(たかみね・もえぞう)を、
「萌え」稼ぎの相手として定め、行動を開始する。
彼を相手にすれば目標の達成は容易いと考えたのだ。
しかし、他者をゴミとしか思っていない武尊に、人の心を動かし、捉える「萌え集め」など出来るのだろうか……。
そして、そもそも「萌え」とは一体、どのようなものなのだろうか……。
さらにそこに何者かの思惑も絡んできて……。
……ん?
何やら策を弄したそうにこちらを見ている?
――――
……というわけで、
『ミステリにおける倒叙モノの構造を、ラノベの文脈に使用する』
が、今回の作品のコンセプトです。
上記の「あらすじ」にあるような課題構図を設定した上で、
主人公(解決役)を中心に据えるのではなく、ヒロイン(犯人役)を中心に据える。
物語(策謀)を展開していく。
ただ倒叙構造を使用するのは良いけど、どんなテーマの物語に使えば良いのか……。
そこで考えたのが「萌え」をテーマにした物語です。
一度、大好きなこの概念について自分なりに解釈し、作品として提示してみよう。
自分なりの「萌え」を突き詰めてみよう。
そう考えました。
………………
…………
……
おかげさまで、
第6回HJ文庫大賞にて奨励賞を頂きました!
ありがとうございます!
元のタイトルは「もえさん 〜 ぶたのえさの香ばしさ 〜」です。
(改題後のタイトルは、作者の発案(手柄)じゃありません)
松岡万作、初・商業作品。
松岡万作による「萌え」の物語。
皆さん、受け取って下さい!
(買ってください!)
詳しい「あらすじ」や「試し読み」部分は、
HJ文庫様の「もえぶたに告ぐ」紹介ページで確認できます。
そして、イラストを担当して下さった如月瑞様のサイトはこちらになります。
ROYAL CROWN
(如月さん、素敵なイラストをありがとうございました! 一生の宝物です!)